【キッチンの配置どうする?】第3弾:セミオープンキッチン~良いところどり?なキッチンスタイル~

キッチン

キッチンにはどんな配置があるのか!
今回は最終回の第3弾、セミオープンキッチンを見ていきます。

独立キッチンとオープンキッチンの間に位置するセミオープンキッチン。
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

セミオープンキッチンとは

前回取り上げたオープンキッチンはキッチンの端から端までフラットになったキッチンのことでした。

一方、今回見ていくセミオープンキッチンは、キッチンとダイニング・リビングなどが適度に仕切られています。

例えばワークトップの前に手元を隠す壁があったり、コンロの前にだけ壁があったり、ワークトップの上に吊り戸があったりします。
オープンキッチンの一部が隠れているようなイメージですね。

また、仕切られているけれどキッチンの一部が見える場合もセミオープンキッチンに分類されます。

セミオープンキッチンのメリット

一体感はありつつ、隠したいところは隠せる

リビングやダイニングと繋がっているので、空間的な一体感があります。
しかしオープンキッチンとは異なり、腰壁で散らかりがちな手元を隠したり、コンロ前の壁で油汚れを隠せたりします。

家族とコミュニケーションを取りながら料理を作りたいけれど、散らかった部分は見えてほしくない、という方にはぴったりだと思います。
また、お子さんに隠れてこっそりお菓子を食べたいときにも、この壁が活躍します!

油や水はねはそこまで気にならない

料理中の油や水はねは、そこまで気になりません。
他のスペースと繋がっているので全く無いわけではありませんが、全面の壁や腰壁でだいぶガードされます。

もちろん、こまめな掃除は必要ですが、少し汚れてもリビングやダイニングからはあまり見えません。
我が家もセミオープンタイプにキッチンですが、ズボラなのでいつも助けられています。

小さなお子さんがいらっしゃる家庭向き

キッチンと他のスペースが繋がっているので、リビングで遊ぶお子さんの様子を視界に入れながら料理ができます。

また、腰壁や部分的な壁があることで、お子さんがキッチンに入らないように立ち入り禁止のゲートを設置するなどの安全対策がしやすいんです。
というのも、安全対策用のゲートは壁に突っ張って固定するタイプが多いので、オープンキッチンだと使える商品が限られたり、広範囲に設置したりしないといけなかったりします。

目を離すと危険な小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には、個人的には一番向いているキッチンだと思います!

配膳・後片付けしやすい

オープンキッチンのメリットと重複しますが、キッチンとダイニングの距離が近いので、食事の配膳や後片づけが楽に行えます。

セミオープンキッチンのデメリット

他のスペースから見えるので、生活感はやや出やすい

腰壁や部分的な壁があることで、オープンキッチンと比べるとキッチン内部の様子は見えにくくなっています。
しかし、まったく見えない訳ではないので、ごちゃついていると生活感が出やすくなってしまいます。

匂いは広がりやすい

キッチンと他のスペースが繋がっているため、換気扇などで対策しても料理中の匂いは広がってしまいます。
匂いが強い料理の場合、カーテン等のファブリック製品や壁紙に匂いが付いて匂いが残ってしまうことも。

まとめ

キッチン配置のタイプとして、今回はセミオープンキッチンをみてみました。

ファミリー向けの賃貸住宅は最近このタイプが主流ですね。
独立キッチンとオープンキッチンの間、という感じで良いところどりな部分が多い印象です。
一方、悪く言うと「よくあるキッチン」という感じになってしまうので、ダイニングやリビングからの魅せ方にも注意しながら計画するとおしゃれなキッチンに仕上がります。

UnsplashBeazyが撮影した写真

3種類のキッチンそれぞれにメリット・デメリットがありますので、理解した上でご自身に合ったスタイルを選んでくださいね!

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