キッチンにはどんな配置があるのか!
前回に引き続き、今回は第2弾、オープンキッチンです。
独立キッチンとは真逆のタイプですね。
自分にはどちらが向いているか、想像しながら読んでみてください。
オープンキッチン(=フルフラットキッチン)とは
シンクや調理台(=ワークトップ)の高さ以上の壁がなく、キッチンの端から端までフラットになったキッチンのことです。
壁付のキッチンも、壁やカウンターなどの仕切りがなく、リビング・ダイニングと一体になっていればオープンキッチンです。
ワークトップの前に手元を隠す壁があったり、コンロの前に壁があったりする場合、オープンキッチンではなく「セミオープンキッチン」に該当します。
オープンキッチンのメリット
他の空間との一体感
リビング・ダイニング等の他の空間との間に間仕切るものがないので、空間に一体感があり、明るく開放的な雰囲気になります。
コミュニケーションが取りやすい
キッチンと他のスペースが一体化しているため、料理をしている間も他のスペースにいる人とコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
例えば、料理をしながらダイニングテーブルで勉強するお子さんを見守る、といったことも独立キッチンに比べると容易に行えます。
また、料理をしながら会話を楽しむことができるので、ホームパーティーにも向いているかと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、お子さんの様子に目を配りながら料理することができます。
ただし、オープンな空間なのでお子さんの安全対策には注意が必要です。
おしゃれ
リビングやダイニングの一部にキッチンがあるので、キッチンもインテリアの一部になります。
リビング・ダイニングと統一感のあるデザインのキッチンを採用することで、部屋全体の雰囲気がぐっとおしゃれになります。
配膳・後片付けしやすい
キッチンとダイニングの距離が近いので、食事の配膳や後片づけが楽に行えます。
最近は、キッチンワークトップとダイニングテーブルを隣合わせたレイアウトや、一体化させている物件も増えています。
料理しながら配膳までできたり、ダイニングテーブルを料理中の作業台として活用できたりして便利そうですよね。
オープンキッチンのデメリット
他のスペースから丸見え
他のスペースとの一体感がある一方、キッチンは丸見えになります!
そのため、きれいな状態をキープしておかないと生活感が出やすくなります。
「お客様に見られたくない」「散らかった状態が見えるのはストレス」という方には向かないかもしれません。
油や煙・匂いが広がりやすい
キッチンと他のスペースが一体化しているので、料理中の油や煙、匂いが広がりやすいという点があります。
油分で汚れる範囲も広がりやすいので、独立キッチンに比べて掃除が大変かもしれません。
水はねが気になる
シンクの前に壁がないので、調理中や洗いもの中の水はねが気になる、という点もあります。
こちらも、独立キッチンに比べて掃除が大変かもしれません。
収納スペースが確保しづらい
オープンキッチンの場合は上部の吊り戸棚がない場合がほとんどなので、その分収納スペースは確保しづらいです。
すっきりと片付いたキッチンを維持するためにも、例えば背面に大容量の収納を設けたり、パントリーを設けたりする等、十分な収納スペースを確保できるよう計画しましょう。
まとめ
キッチン配置のタイプとして、今回はオープンキッチンをみてみました。
解放感があり、おしゃれでスタイリッシュなイメージのオープンキッチンは近年とても人気があります。
一方、ダイニングやリビングからよく見えるので、きれいな状態を保たないと部屋全体が雑然とした印象になってしまいます。
メリットとデメリットを把握して、自分の生活スタイルに合っているかをご検討ください!
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